「子供と一緒に海外旅行へ行きたいけれど、そもそも子供ってどうやってパスポートを作るの?」
私自身、2歳と4歳の子供を連れて初めての海外旅行を計画したときに、子供のパスポート取得で戸惑いました。
誰が行けばいいの?親の同意は?証明写真はどう撮る?
オンライン申請もできるようになり、さらにこんがらがってしまいました。
子供のパスポート取得は、手順さえわかっていれば決して難しいものではありません。
この記事では、申請方法・必要書類・費用・写真のポイントまで、子連れ目線でわかりやすく解説します。
この記事はこんな人におすすめ!
・0歳~15歳までの子供を持つ親御さんで、これから海外旅行を計画している方
・オンライン申請って子どもの分もできるの?ときになる方
・「初めて子供のパスポートを作る
」というご家族

こんな情報が得られます!
- オンラインと窓口申請の違い(比較表あり)
- オンライン申請の具体的な流れ
- 窓口申請の流れ
- 子どもの証明写真の撮り方・注意点
はじめに
子供のパスポート申請には、大人とは異なる注意点があります。
特に以下の5つのポイントを押さえておけば、申請はスムーズに!
オンライン申請もできるようになったので、その方法も下記にまとめてあります。
・申請は親(法定代理人)が行う
・子供の本人確認書類が必要(母子手帳と健康保険証など)※窓口申請
・証明写真は厳しい規定あり
・5年パスポートのみ(満18歳未満)
・書類不備があると再提出になる
パスポート申請手数料(オンライン vs 窓口)
オンライン申請の方が安くお得です!
パスポートの種類 | 申請方法 | 手数料(合計) |
---|---|---|
10年有効旅券 | オンライン | 15,900円 |
窓口 | 16,300円 | |
5年有効旅券(12歳以上) | オンライン | 10,900円 |
窓口 | 11,300円 | |
5年有効旅券(12歳未満) | オンライン | 5,900円 |
窓口 | 6,300円 |
※2025年3月24日以降の料金。手数料は地域によって異なる場合があります。
※18歳以上から10年用パスポートが作成できます。
子どものパスポート取得方法|オンライン vs 窓口申請の違いと手続きの流れ
2025年から全国で本格的に始まったパスポートのオンライン申請。子どものパスポートも対象になり、育児中の家庭にとって手間の軽減につながります。
一方で、今まで通りの窓口(パスポートセンター)での申請も可能です。
1. オンライン vs 窓口|子どものパスポート申請 比較表
旅行の準備をスムーズに進めるためにも、申請まえに出来ることを済ませておきましょう!
項目 | オンライン申請 | パスポートセンター申請(対面) |
---|---|---|
申請方法 | スマートフォン (マイナポータルアプリ) | パスポートセンター窓口で書類提出 |
マイナンバーカード | 必要(申請者および法定代理人) | 不要(本人確認書類でOK) |
戸籍謄本の提出 | 原則不要(16桁の識別符号入力※) | 原本提出が必要(発行から6か月以内) |
写真提出方法 | スマホでアップロード(その場で撮影も可) | 写真をプリントして提出 |
手数料支払い | 受け取り時にオンライン決済または印紙 | 印紙・証紙を別の場所で購入し支払い |
メリット | 自宅で申請完了・時間の節約 24H申請OK | サポートを受けながら申請できる |
デメリット | マイナンバーカードや操作が必要 | 窓口まで出向く手間がかかる |
※16桁の識別符号(戸籍電子証明書提供用識別符号)は、オンラインでの行政手続きにおいて、戸籍の証明書を提出する代わりに利用できる16桁の数字のコードです。マイナンバーカードをお持ちの方は、マイナポータルで取得できます。また、市町村の窓口でも取得できます。
2. オンラインでの子どもパスポート申請の流れ
必要なもの
- 申請者(または法定代理人)のマイナンバーカード
- マイナポータルアプリが使えるスマホ
- 顔写真(6か月以内に撮影)、マイナポータル上で撮影も可能
- 戸籍電子証明書提供用識別符号(16桁)
- 本籍の情報(紙はなくてもよい)
基本フロー(15歳未満)
- マイナポータルにログイン(法定代理人)
- 「パスポート申請」から手続きを開始
- 申請者情報の入力
- 戸籍識別符号の入力
- 顔写真をアップロード
- 内容確認・送信
- 2週間前後で窓口にて受け取り(年齢に関係なくパスポートの名義人が行く必要)
注意点
意外と本籍地どこだっけ問題発生! また、書類アップロードして終わりではありません!頻繁に書類不備がないか確認しましょう。
【私の実体験】
そろそろパスポートできたかなと、10日間後マイナポータルで確認したら、まさかの書類不備で審査が一向に進んでなかった!!
そのときは、本当に焦りました... こうならないためにも、なるべく頻繁に、確認することをおすすめします!特に、金曜日に申請すると土日を挟んで月曜に申請手続きがされることがあります。その際は申請から時間がたっているため、自分でも忘れがちです。
また、情報入力の際に、本籍を記載しないといけないのですが、本籍を変更→引っ越しをし、本籍どこだっけ...と少々入力に手間取りました。
3. パスポートセンター(対面)での申請の流れ
必要書類
- 一般旅券発給申請書
- 戸籍謄本(発行から6か月以内)
- 子どもの本人確認書類(保険証+母子手帳など)
- 子どもの顔写真(規格あり)
- 法定代理人の本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
手続きの流れ
- 必要書類を用意
- パスポートセンターで提出
- 申請から約1週間~10日で交付
- 交付窓口で受け取り(法定代理人が対応)
- クレジットカード払い又は印紙・証紙で手数料を支払い
*印紙・証紙はパスポートセンターにない場合が多いので、申請時にどこで購入できるか聞いておくとよい。
4. 子どものパスポート用写真の撮り方と注意点
サイズ 45mm × 35mm
顔の位置 頭頂からあごまで32~36mm
背景 無地の白または薄い色(影なし)
撮影時期 6か月以内に撮影
表情 無表情、口を閉じる、目を開ける
禁止事項 背景の影、帽子、笑顔、斜めの顔、ピンボケ
撮影のコツ
- 自然光+白い布を背景にする
- 声かけしてカメラ目線に誘導
◆おすすめの撮影サービス2選(セルフで対応可)
子どものパスポート写真、証明写真機で大苦戦!でも最終的に「Freedpe」で大成功!
子連れでのパスポート申請、思った以上に大変でした…
当初は大人と同じように、証明写真機ボックスで子ども(4歳)を撮るつもりでした。
が、想像を超える難易度…! まっすぐ見ていない、大人の手が写っているなど5回は失敗しました、、、
以下に、スマホで撮影して、コンビニ印刷可能なものをピックアップしました。
安くて、子どものタイミングで撮影できるのでおすすめです。
① Freedpe
公式サイト:https://www.freedpe.com/baby/
- 料金:有料機能利用料 700円(税込)+コンビニプリント料 30円(税込)=合計730円(税込)
- 特徴:
- スマホで撮影した写真からパスポート用証明写真を作成可能
- 顔の位置ガイドに合わせるだけで、パスポート規格サイズに対応
- ファミリーマート、ローソンのマルチコピー機で24時間プリント可能
- 厚みと光沢感のある写真用紙にプリントされる
- 無料お試し機能で、30秒で見本を確認可能
- おすすめポイント:
ウェブ完結なので、アプリのインストールが必要ない。背景を自動で白背景にしてくれるので、編集いらず!兄妹や家族全員分の撮影が700円でできる。パスポートに使用できたという口コミ多数(現に筆者もできました)。自宅で何度でも撮り直しができ、納得の一枚を選べます。首がすわっていない赤ちゃんは白いシーツに寝かせて撮影することで、背景も整い、パスポート申請の規定を満たす写真が簡単に作成できます。
② ピクチャン
公式サイト:https://pic-chan.net/c/
- 料金:1シート200円(税込)〜
- 特徴:
- 自宅でスマホ撮影 → アップロード → コンビニ印刷
- 自動トリミングや背景補正、顔の位置ガイド付き
- 印刷コードを取得し、セブン・ローソン等で即プリント可
- おすすめポイント:
コスパ重視&時間がない方に最適!パスポート以外の証明写真も格安でできちゃう。自宅で撮ってすぐ印刷できるので忙しいパパママにぴったりです。
どちらを選ぶ?比較表でチェック!
比較項目 | フリードピーピー | ピクチャン |
---|---|---|
料金 | 730円(有料機能700円+プリント30円) | 200円〜 |
撮影環境 | 自宅(スマホ) | 自宅(スマホ) |
サポート | 顔の位置ガイドあり、背景白地にしてくれる | 顔の位置ガイドあり、自動トリミング |
パスポート写真 | 実際にパスポートセンターでOKでました。 | 公式HPでは自己責任との記載 |
おすすめ対象 | 自宅で何度も撮り直したい方 兄妹がいる方(1週間撮影し放題) | コスパ・時短を重視する方 |
まとめ:どちらの方法がおすすめ?
【オンライン申請】
・マイナンバーカードがある・スマホが使える
・外出が難しい・子育て中
【対面申請】
・書類が不安・初めての申請
・戸籍や写真の準備がすぐできる
家庭の状況やお子さんの年齢に応じて、無理のない申請方法を選んでください。